ご家族の思い出がつまった古い団地

高齢者事業スタッフのSです。

古い分譲団地の売却をお手伝いさせていただくことが多くなりました。

先日対応した方のご自宅は、昭和４０年代の分譲団地。
エレベーターはなく、階段を上がると左右にそれぞれ玄関がある昔ながらの団地でした。
数か月前までお母様がお住まいでしたが、ご逝去され、子どもたちはそれぞれ別の場所に家があるため、ご売却されることになりました。

ご自宅を拝見した際に立ち会ってくださったのは長女の方でした。
柱の傷を懐かしみながら、引っ越してきた当時のことを話してくださいました。
小学生の頃にご両親がこの家を購入され、一人部屋ができると喜んでいたら子どもたち3人とも同じ部屋でがっかりした事や、当時は窓から富士山が見えた事などをお聞きしました。

ご高齢になるにつれ、お母様も階段の上り下りが辛かったようですが、愛着のあるご自宅の売却には頑として反対されていたそうです。
そのお母様が、ある日、病床で「私も生まれ変わるのだから、あの部屋も生まれ変わって、新しい人に使ってもらうのが一番ね」とおっしゃったそうです。
あれほど頑なに反対していたのに、最後の心変わりは何だったのか、その場にいた家族が皆びっくりされたそうです。

その数日後にお母様は旅立たれたとのことでした。

ご家族皆さんの思い出がつまったご実家は、家財の整理や不用品の処分、リフォーム工事を行うため、専門業者である私たちにご売却頂くことになりました。
お母様の言葉のように新しく生まれ変わるには、一般の方ではなく専門業者にお任せした方が良いと、お子様方が私どもを売却先に選ばれ、相続登記を含む様々なことを任せて頂きました。

古い団地なんて売却できるのか、と心配される方も多いかと思います。
それもそのはず、古い団地を購入する側は、それなりの知識や経験が必要です。
私たちホームサーチにはその知識や経験があります。
ご不安なことがありましたらお気軽にご相談ください。


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『ホームサーチのご自宅売却支援について』