2023年9月15日
不動産業界歴23年のKです。
不動産経済研究所発表の新聞記事によると2023年1~6月の新築マンションの平均価格が東京23区内で前年同期比6割高の1億2962万円、1億円台となりました。
1億を超えるマンションとなると、やすやすと手の届く額ではないとは思うものの、契約状況は非公開ながら想定以上に推移しているとのことです。
購入者は国内外の富裕層による投資目的や節税目的も多いですが、新型コロナウィルスの扱いが5類に移行し、勤務をテレワークから出社に戻す動きが進んだこともあり、交通の利便性や資産価値に優れたマンションを求める世帯年収1500万円以上の共働き夫婦層に底堅い需要があります。
立地に優れた高価格帯8000万超の中古マンションにおいても、夫婦ともに年収の高い会社員の方がメインの購入者になっております。
以前私が不動産売買仲介に従事していた頃、共働きのご夫婦はご主人が会社員、奥様はパートでの勤務の方が多かったため、働き方やライフスタイルの変化を実感します。
▼前回の内容はこちらをご覧ください
『5月度マンション・戸建の売買市場動向』