2023年6月1日
高齢者事業スタッフのSです。
先日、賃貸アパートにお住まいのご高齢の方から相談がありました。
その方は十年近く同じアパートに住み続けていらっしゃいましたが、最近は体調不良もあり、家賃が滞る事もあったそうです。
そんな折、賃貸の更新の時期が訪れました。
これまでは書面を交わして手数料を支払うだけの手続きでしたが、今回は管理会社より「身元保証人の確認をしたい。その方の連絡先を教えて欲しい」と言われたそうです。
管理会社によると、以前家賃の支払いが遅れた際、身元保証人に連絡をしたが不通だったため、次回同じようなことが起こった場合に備えて身元保証人の確認を再度しておきたいとのことでした。
しかし、この方の親族には、遠縁で高齢の方お一人しかおらず、その方に身元保証を依頼するも断られてしまいました。
管理会社は「身元保証人のいない場合は保証会社の保証が付かないと更新できない」の一点張りで、それが出来なければ退去してもらうとのことでした。
この方は地方にマンションを所有しており資産はありましたが、管理会社が提案した保証会社の審査には落ち続けてしまいました。
いくら資産があっても、身元保証人がいないと賃貸すら借りられないという現実に直面し、ご本人は困り果て、所有している地方のマンションに移り住むか、そのマンションを売却して小さなワンルームを購入するか、色々と悩まれている際に弊社にご相談をいただきました。
最終的に、東京都で斡旋している「高齢者に特化した保証会社」の審査に何とか通過し、これまで通り同じアパートに住み続けることができました。もしこの方と同じようなお悩みを抱えている方が周りにいらっしゃれば是非ご相談いただければと思います。