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これからは空き家予防の時代

2023年5月9日
社長の森角です。

私も暮らす世田谷区は東京23区の中でも面積が広く、ほぼ全域が閑静な住宅地でとても住みやすい街です。
自然も多く公園も充実しており、育児しやすい街としても人気が高く、子どもの数が増加している魅力的な街です。
2022年現在の人口は約92万人、総世帯数は約50万世帯ありますが、空き家の数も多く約5万戸あります。市区町村別にみると、最も空き家が多い行政区になります。

世田谷区というと、どのようなイメージをお持ちでしょうか。
芸能人や政治家が多く住む高級住宅地と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
そんな魅力的な街の住宅が、約1割も空き家とは信じがたいですね。
では、なぜ空き家になってしまうのでしょうか。

原因は様々ですが、その一因として「おひとりさまの増加」が挙げられます。
特におひとりさまは、何の準備もせずに亡くなると相続が複雑化し、相続権者全員の同意をまとめにくくなるため、売買できない不動産になります。その結果、空き家になるケースがあります。相続問題により空き家になると、法律では解決が困難です。

では、相続権者(相続する権利がある者)をおさらいしましょう。
配偶者は必ず相続人になります。その他の相続権順位は、
・第一順位:子(実子、養子ともに対象。子が先に亡くなっている場合は孫)
・第二順位:親(父・母が先に亡くなり祖父母が健在ならば祖父母)
・第三順位:兄弟姉妹(兄弟姉妹が先に亡くなっていた場合は甥・姪)

特に団塊世代の方は兄弟姉妹が5人、10人とたくさんいる方も多く、戦時中の影響もあり養子に出された方もいらっしゃいます。つまり、「おひとりさま」が不動産を所有している場合、死後の準備をしないで亡くなると空き家になるリスクが高いということです。他にも相続トラブルなどの可能性もあるので、「おひとりさま」で身内がいない、または頼る方がいない場合は必ず死後の準備をしましょう。

まさに、この考え方が「空き家予防」です。
森角署名


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