金融業界出身のHです。
住宅ローンにおけるペアローンのニーズが高まっています。
新聞記事によれば、29歳までのローン利用者のうち22.2%の方がペアローンを利用しています。
高額化した首都圏の物件を、若い世代が購入するためには夫婦2人の収入合算が不可欠です。
伴侶の片方が亡くなった場合等に、ローン全額の代位弁済が可能になる団体信用生命保険(団信)の取り扱いも始まりました。
若いご夫婦にとっては「ペアローン」の使い勝手が更に高まることに加え、金融機関の信用リスク低減にも資することになり、多少手数料が高くても利用者は増える可能性があります。
唯一気がかりなのは、夫婦関係はうまくゆかない場合もあるということです。
ペアローンは購入時に夫婦の共有となるケースが大半です。結果的に夫婦関係がうまく行かなくなった時には相応の対処が必要になります。
共有持ち分を買い取る会社も最近は増えてきていますので、対応の選択肢は増えているとは思います。
が、中々すんなり纏まらないケースもある様です。
実際金融機関に在籍した際、共有持ち分を買い取る不動産会社にファイナンスをしたのですが、離婚訴訟に巻き込まれ非常に案件が長期化した記憶があります。
いや申し訳ありません。不快な気持ちになられた方もいるかもしれません。
しかし何が起きるかわからないのが世の中です。
なんといっても、今や3組に1組は離婚しているのですから。
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