2023年3月6日
高齢化マンション対応スタッフのAです。
先日、弊社で1部屋所有をしているマンションの臨時総会に出席しました。
その場には管理会社の担当者として同社の社長も出席されていました。
臨時総会は滞りなく終え、最後にその方の経験談を皆に話してくださいました。
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『私どもで管理をしているマンションで、部屋から漏水があるとの連絡があり、駆けつけたところ、漏水の原因となった部屋には高齢の単身女性が住んでいました。
漏水自体はすぐに解決しましたが、室内は足の踏み場に困るほどゴミが散乱していました。
こちらの問いかけに対して会話が成立しないことや、室内にゴミが散乱している状況から、一人で暮らしていくことが難しくなっていると感じましたので、ご本人に役所の窓口に電話相談をするよう伝えて、その場を後にしました。
その約2週間後、女性が室内で孤独死されたことを知りました。
役所の窓口に相談するよう助言はしたものの、ご本人のために何かもっと、他に出来ることはなかったのかと深く後悔し、このようなことを二度と繰り返さないよう、この事案を全社員に共有し、今も議論を重ねています。』
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とのことでした。
今回、臨時総会が開催されたマンションも居住者の約4割が65歳以上の高齢者なため、この話は決して他人事ではありませんし、他のどのマンションにも起こりうることです。
社長のお話を伺い、今後このような悲惨な事案を少しでも減らしたい、一人でも多くの方のお手伝いをしていきたいと心に誓いました。