2023年2月24日
高齢者事業スタッフのSです。
昨今、「共有持ち分」のご相談案件が増えています。
ご夫婦で不動産購入時に共同名義で所有された方、相続などで知らず知らずのうちに兄弟たちと共同で不動産を所有していた方など、様々な方がいらっしゃいます。
結論からお伝えすると、共有持ち分の単独売却(持ち分のみの売却)は可能です。
ただし、あまりお勧めは出来ません。
なぜなら、購入してくれる事業者が少なく、どうしても査定価格が低くなってしまうからです。
それでも、「すぐに施設に入るため現金化したい」「共有者と顔も見たくない、話しもしたくない」など、様々な理由で売却のお手伝いをさせて頂きましたが、価格面だけでみると残念な側面もあります。
特に、相続で分割された不動産において、共有持ち分の売却が多く見受けられます。
査定価格にご納得いただければ良いのですが、お話がまとまらない場合はそのまま空き家になることも・・・。
不動産は大切な財産です。ご自身の相続が発生する前に、ご本人やご家族でよく話し合いをしていただき、遺言書の作成をお勧めしております。
何事もそうですが、少し早いかな?と思っても「早め、早めが丁度いい」のです。